18.なおキの決断③_ニュージーランドの保育(1)
こんにちは、なおキです。
このブログで少し触れたことがありますが
僕は、大学で保育を学んでいます。
教育学部の中でも複数のコースがあるため、
僕と初めて会う人に
「何コースだと思う?当ててみて?」
と聞くと
必ずと言っていいほど
体育か英語コースと言われます(笑)
正解を言うと、たいていの人は
「え~意外!」と言います( ゚Д゚)
そんな保育学生っぽくない僕が
今回、紹介するのは
ニュージーランドの保育です!
なぜニュージーランドなのか?
以前のブログで書いています ↓
僕は、ニュージーランドに興味を持ち、
保育についても調べてみました。
するとたくさんの魅力を感じ、
以下のマインドマップを
7月下中に作りました(笑)
それぐらい、
魅力がある保育をしています!
実はこのマインドマップ、、
まだ完成していません!
白黒で書かれているのには意味があるのです。
完成したマインドマップは、
19.なおキの決断③_ニュージーランドの保育(2)
次回のブログへと続きます!!
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どんな保育か?
本題へ入る前に…
これから書いていきたいと思いますが、
保育の内容について
あまり興味のない方は、
まとめ・最後に
この2つだけでも
読んでいただきたいです(/・ω・)/
※まとめ・最後にはこちら ↓
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保育学生、保育者の方
保育の内容に興味のある方は、
最後まで内容を
読んでいただけると嬉しいです(;´∀`)
※ここに書いている情報が
全て正確であるとは限りません。
僕が独学で学んだ”学びの成果”として
見ていただけたらと思います!
それでは、いってみましょう♪
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ニュージーランドの保育
ニュージーランドは幼児教育に力を入れる国。
先住民や移民などさまざまな民族がいる
この国では、個々の文化を大切にしながらも
共通した理念のもと教育を受けられる環境が
求められてきました。ここで生まれた幼児教育は
今、個性を伸ばす幼児教育として
世界から注目されています。
ニュージーランドの保育と言えば
テ・ファリキが有名です。
テ・ファリキとは、
①4つの原理と②5つの柱(領域)によって
構成されているカリキュラムのことです。
つまり、
ニュージーランドという国が
どんな子どもを育てたいか
願いを込めた指針のようなものです。
では、内容について
詳しく見てみましょう ↓↓
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①4つの原理
1.エンパワーメント(=権限を与える)
保育のカリキュラムは、子どもたちが学び、
成長するのに必要な権限を与えるもので
なくてはならない。
2.全体発達(ホリスティックな性質)
乳幼児の一つひとつの関心(それゆえ自発的な行動)
には必ず意味があり、
その意味が発達を導くのだとしている。
3.家族と地域社会
家族や地域社会という、より広い世界は、
保育カリキュラムの不可欠の一部である。
4.関係性
子どもたちは、『人・場・もの』との
応答的で対等な関係を通じて学ぶというもの。
保育の基本原理を4つ挙げています。
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②5つの柱(領域)
心、身体、精神が1.健康で幸福あり
自分が何らかの一員として2.所属している
実感をもち
自分が社会に対して価値ある3.貢献を
しているという信念をもち
4.コミュニケーションの有能な担い手として
有能で自信をもった5.学び手として
子どもたちが成長していくことをめざす
という一文に含まれている
5つの構成要素からなる
「めざすべき人間像」
が書かれています。
このような人間を育てるために必要な
5つの柱(領域)を設定します。
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テ・ファリキ
①4つの原理と②5つの柱(領域)
この2つが織り糸に例えられ、
複数に折り合わさってできている
一枚の織物を
テ・ファリキと呼んでいます。
「ファリキ」という愛称は
マオリ語で「織物」を意味している。
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テ・ファリキの重要キーワード
1.「応答的で、対等な関係」の重要性
大人との間でも、子どもとの間でも共に
何かをなすとき、子どもは最もよく学ぶ。
2.子どもの関心
子どもの関心を「意味あるもの」として受け止め、
カリキュラムの中心に置く。
3.込められた意味
何歳では何を教えなければならないという
構造的なカリキュラムではなく、
1人ひとりの子どもの学びに視点をあてた
保育・乳幼児教育
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以上が、
二ュージーランドの保育の
概要についてです。
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学びの物語
それは突然のことでした。
僕は、大学の先生から
「2冊あるから1冊あげるよ」
と言われ、ある本をいただきました ↓
『学びの物語の保育実践 -大宮勇雄』
【本の紹介】
子どもの行為がついつい否定的に見えてしまうのはなぜ?
やっぱり「できる、できない」が気にかかるのは?
世界は今、保育・幼児教育観の転換の時を迎えている。
新しい子ども観・発達観を内包した「学びの物語」を実践すると、
それまでとはまったく違う子どもの姿が立ち現れる。
この本をもらったときは、
ニュージーランドの保育について
あまり関心を持っていませんでした。
しかし、読んでみると
とても面白い!勉強になる!!
この本が僕の手元に来たのは
何かの縁ですね。
保育士・幼稚園教諭を目指す方、
ぜひ読んでみてください(^^)/
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本の紹介は、これぐらいにして…
学びの物語とは何か?
学びの物語(ラーニングストーリー)とは、
※マーガレット・カーが実践者との
共同プロジェクトのなかで開発した
「テ・ファリキ」に基づく
新しいアセスメントの理論と実践です。
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どんなものか?
①一人ひとりの子どもの
「成長・学習の記録」として、
子どもの名前が入ったファイルが保管され、
親や子どもが手にとって見られるようなもの。
②教師個人や施設内部に閉ざされたものではなく、
子ども達、家族、他のスタッフや教師自身と
コミュニケーションを取り、実践を共有し、
高めていくもの。
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特徴は?
①否定的で無意味と見えていた事実を、
発達的に意味のある肯定的な事実へと変換するもの。
保育者が子どもとともに、一人ひとりの
「成長を語りなおす=再構築する」
②子どもの一つの学び瞬間や場面だけではなく、
それが「つながり・発展」していく様子
すなわち「成長」が見えてくる。
③※学びの姿にせよ、それは保育からは
まったく「予想外」の形で現れ、
「驚くような変化」として展開していく。
※学び=子どもたちによって
主体的に作り出されるもの
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①「5つの視点」
保育者が子どもの学びを見つける
ポイントとして
5つ挙げられています。
5つの視点(学びに構え)は、
保育者が
これらの視点に焦点を当てて観察し、
価値づけ、援助することを通じて
「テ・ファリキ」の人間像である
有能で自信に満ちた学び手、
コミュニケーションの担い手として
子どもが育っていくことを
意図するものです。
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②「4つのプロセス」
そして、
4つのプロセスが提唱されています。
子どもの姿から出発し、
子どもの学びの理解を話し合いや
記録によって深めるだけでなく、
保育者の捉えた子どもの学びの事実に立脚して
「次にどうするか判断」し、
計画することを含んでいる。
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①「5つの視点」
②「4つのプロセス」
によって学びの物語は展開されています。
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日本での保育実践
ここで
学びの物語を使った日本での実践
を少し紹介したいと思います。
『子どもの心が見えてきた -福島大学付属幼稚園』
【本の内容】
学びの物語」に出会い、子どもたちの関心・熱中を見とるなかで、
保育者は何を学び、保育はどう変わっていったのか。
3年余に渡る園児たちの「学びの物語」が語る、保育の新しい展開と保育者のかかわり。
子どもたちの「学びの構え」はどうつくられ、豊かな意欲はどう育まれるのか。
子ども理解の新しいアセスメント。保育が楽しくなる「学びの物語」の事例も満載。
これからはじめる実践者・園に格好の書。
2012年日本保育学会保育学文献賞受賞
この本の中から★保育者の言葉を抜粋します ↓
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★保育者の言葉
「この時期はこんな遊びが望ましい」
というお手本のようなものに、
保育者自身ががんじがらめになっていた
ことに気づかされた。
「独特の興味やセンス=友達と遊ぶのは不利」
と思っていたのが、「おもしろい」と素直に
共感できるようになり、子どもを見るのが
どんどん楽しくなった。
つまり、
保育者自身が自分の保育を
肯定的に考えられるようになった。
型にハマったものではなく、
いろいろな見方や考え方があっていいんだ
目の前の子どもたちと創っていく保育を
前向きに考えていきたい
と思えるようになった。
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学びの物語を使った保育実践は
効果的であると言えますね(^^)
●参考文献
『なぜ世界の幼児教育・保育を学ぶのか』 泉千勢
『世界の幼児教育・保育改革と学力』 泉千勢
『学びの物語の保育実践』 大宮勇雄
『ニュージーランドの子育てに学ぶ』 松川由紀子
●参考URL
ニュージーランド留学club
→https://nzryugakuclub.com/family/family_column
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だいぶ熱く語ってきました(笑)
今回はニュージーランドでは
どんな保育内容のもと
保育が行われているのか?
についてお話させていただきました。
次のブログで完結となります!
※ 今回は18・19の2部構成でお送りします
まとめ・最後に
2つの部分についてお話します!
もう少しお付き合いください(´-ω-`)
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました(´▽`)
続く・・
※次のブログはこちらから ↓
なおキ