Giver ~与え続ける人

ハンデ付きごぼう抜きヤロウの成長記録

18.なおキの決断③_ニュージーランドの保育(1)

こんにちは、なおキです。

 

このブログで少し触れたことがありますが

僕は、大学で保育を学んでいます。

 

 

教育学部の中でも複数のコースがあるため、

僕と初めて会う人に

 

「何コースだと思う?当ててみて?」

 

と聞くと

 

必ずと言っていいほど

体育英語コースと言われます(笑)

 

 

正解を言うと、たいていの人は

「え~意外!」と言います( ゚Д゚)

 

 

そんな保育学生っぽくない僕が

今回、紹介するのは

ニュージーランドの保育です!

 

 

なぜニュージーランドなのか?

 

 

以前のブログで書いています ↓

naohino.hatenablog.com


 

 

僕は、ニュージーランドに興味を持ち、

保育についても調べてみました。

 

 

するとたくさんの魅力を感じ、

以下のマインドマップ

7月下中に作りました(笑)

 

それぐらい、

魅力がある保育をしています

 

f:id:naohino:20181101135746j:plain

 

実はこのマインドマップ、、

まだ完成していません!

 

白黒で書かれているのには意味があるのです。

 

 

完成したマインドマップは、

 

19.なおキの決断③_ニュージーランドの保育(2)

 

次回のブログへと続きます!!

 

―――――――――――――――――

 

どんな保育か?

 

本題へ入る前に…

 

これから書いていきたいと思いますが、

  

 

保育の内容について
あまり興味のない方は、


まとめ・最後に


この2つだけでも
読んでいただきたいです(/・ω・)/

 

 

 ※まとめ・最後にはこちら ↓

 

naohino.hatenablog.com

 

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保育学生、保育者の方

保育の内容に興味のある方は、

 

最後まで内容

読んでいただけると嬉しいです(;´∀`)

 

 

 

※ここに書いている情報が

全て正確であるとは限りません。

僕が独学で学んだ”学びの成果”として

見ていただけたらと思います!

 

 

 

それでは、いってみましょう♪

 

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ニュージーランドの保育

 

 ニュージーランドは幼児教育に力を入れる国。

先住民や移民などさまざまな民族がいる

この国では、個々の文化を大切にしながらも

共通した理念のもと教育を受けられる環境が

求められてきました。ここで生まれた幼児教育は

今、個性を伸ばす幼児教育として

世界から注目されています。

https://chiik.jp/articles/6MZGk

 

 

ニュージーランドの保育と言えば

 

テ・ファリキが有名です。

 

 

テ・ファリキとは、

①4つの原理5つの柱(領域)によって

構成されているカリキュラムのことです。

 

 

つまり、

ニュージーランドという国が

どんな子どもを育てたいか

願いを込めた指針のようなものです。

 

 

では、内容について

詳しく見てみましょう ↓↓

 

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①4つの原理

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1.エンパワーメント(=権限を与える)

保育のカリキュラムは、子どもたちが学び、

成長するのに必要な権限を与えるもので

なくてはならない。

 

2.全体発達(ホリスティックな性質)

乳幼児の一つひとつの関心(それゆえ自発的な行動)

には必ず意味があり、

その意味が発達を導くのだとしている。

 

3.家族と地域社会

家族や地域社会という、より広い世界は、

保育カリキュラムの不可欠の一部である。

 

4.関係性

子どもたちは、『人・場・もの』との

応答的で対等な関係を通じて学ぶというもの。

 

 

保育の基本原理4つ挙げています。

 

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②5つの柱(領域)

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 心、身体、精神が1.健康幸福あり

 

自分が何らかの一員として2.所属している

実感をもち

 

自分が社会に対して価値ある3.貢献

しているという信念をもち

 

4.コミュニケーションの有能な担い手として

 

有能で自信をもった5学び手として

 

子どもたちが成長していくことをめざす

 

 という一文に含まれている

5つの構成要素からなる

 

「めざすべき人間像」

が書かれています。

 

 

このような人間を育てるために必要な

5つの柱(領域)を設定します。

 

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テ・ファリキ

 

①4つの原理②5つの柱(領域)

 

この2つが織り糸に例えられ、

 

複数に折り合わさってできている

一枚の織物


テ・ファリキと呼んでいます。

 

 

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「ファリキ」という愛称は

マオリ語で「織物」を意味している。

 

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テ・ファリキの重要キーワード

 

1.「応答的で、対等な関係」の重要性

 

大人との間でも、子どもとの間でも共に

何かをなすとき、子どもは最もよく学ぶ。

 

2.子どもの関心

 

子どもの関心を「意味あるもの」として受け止め、

カリキュラムの中心に置く。

 

3.込められた意味


何歳では何を教えなければならないという
構造的なカリキュラムではなく、
1人ひとりの子どもの学びに視点をあてた
保育・乳幼児教育

 

―――――――――――――――――

 

以上が、

 

二ュージーランドの保育

概要についてです。

 

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学びの物語

 

それは突然のことでした。

 

僕は、大学の先生から

「2冊あるから1冊あげるよ」
と言われ、ある本をいただきました ↓

 

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『学びの物語の保育実践 -大宮勇雄』

 

【本の紹介】

子どもの行為がついつい否定的に見えてしまうのはなぜ?

やっぱり「できる、できない」が気にかかるのは?

世界は今、保育・幼児教育観の転換の時を迎えている。

新しい子ども観・発達観を内包した「学びの物語」を実践すると、

それまでとはまったく違う子どもの姿が立ち現れる。 

https://www.amazon.co.jp/学びの物語の保育実践-大宮-勇雄/dp/4894641445

 

 

この本をもらったときは、

ニュージーランドの保育について

あまり関心を持っていませんでした。

 

 

 

しかし、読んでみると

とても面白い!勉強になる!!

 

この本が僕の手元に来たのは
何かの縁ですね。

 

 

保育士・幼稚園教諭を目指す方、

ぜひ読んでみてください(^^)/

 

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本の紹介は、これぐらいにして…

 

 

学びの物語とは何か?

 

 

学びの物語(ラーニングストーリー)とは、

 

※マーガレット・カーが実践者との

共同プロジェクトのなかで開発した

「テ・ファリキ」に基づく

新しいアセスメントの理論と実践です。

 

※ワイカト大学教育学部教授

 

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どんなものか?

 

 ①一人ひとりの子どもの

「成長・学習の記録」として、

子どもの名前が入ったファイルが保管され、

親や子どもが手にとって見られるようなもの。

 

②教師個人や施設内部に閉ざされたものではなく

子ども達、家族、他のスタッフや教師自身と

コミュニケーションを取り、実践を共有し、

高めていくもの。

 

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特徴は?

 

否定的で無意味と見えていた事実を、

発達的に意味のある肯定的な事実へと変換するもの。

保育者が子どもとともに、一人ひとりの

「成長を語りなおす=再構築する」

 

②子どもの一つの学び瞬間や場面だけではなく、

それが「つながり・発展」していく様子

すなわち「成長」が見えてくる。

 

学びの姿にせよ、それは保育からは

まったく「予想外」の形で現れ、

「驚くような変化」として展開していく。

 

※学び=子どもたちによって

 主体的に作り出されるもの

 

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①「5つの視点」

 

保育者が子どもの学びを見つける

ポイントとして

5つ挙げられています。

 

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5つの視点(学びに構え)は、

 

保育者が

これらの視点に焦点を当てて観察し、

価値づけ、援助することを通じて

 

「テ・ファリキ」の人間像である

有能で自信に満ちた学び手

コミュニケーションの担い手として

 

子どもが育っていくことを

意図するものです。

 

―――――――――――――――――

②「4つのプロセス」

そして、

4つのプロセスが提唱されています。

 

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子どもの姿から出発し、

子どもの学びの理解を話し合いや

記録によって深めるだけでなく、

 

保育者の捉えた子どもの学びの事実に立脚して

「次にどうするか判断」し、

計画することを含んでいる。

 

―――――――――――――――――

 

①「5つの視点」

②「4つのプロセス」

 

によって学びの物語は展開されています。

 

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日本での保育実践

 

ここで

学びの物語を使った日本での実践

を少し紹介したいと思います。

 

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『子どもの心が見えてきた -福島大学付属幼稚園』

 

【本の内容】

学びの物語」に出会い、子どもたちの関心・熱中を見とるなかで、

保育者は何を学び、保育はどう変わっていったのか。

3年余に渡る園児たちの「学びの物語」が語る、保育の新しい展開と保育者のかかわり。

子どもたちの「学びの構え」はどうつくられ、豊かな意欲はどう育まれるのか。

子ども理解の新しいアセスメント。保育が楽しくなる「学びの物語」の事例も満載。

これからはじめる実践者・園に格好の書。
2012年日本保育学会保育学文献賞受賞

子どもの心が見えてきた 学びの物語で保育は変わる: 絵本townクレヨンハウス 絵本・木のおもちゃ・オーガニック

 

 

この本の中から★保育者の言葉を抜粋します ↓

 

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保育者の言葉

 

「この時期はこんな遊びが望ましい」

というお手本のようなものに、

保育者自身ががんじがらめになっていた

ことに気づかされた。

 

「独特の興味やセンス=友達と遊ぶのは不利」

と思っていたのが、「おもしろい」と素直に

共感できるようになり、子どもを見るのが

どんどん楽しくなった。

 

つまり、

保育者自身が自分の保育を

肯定的に考えられるようになった。

 

型にハマったものではなく、

 

いろいろな見方や考え方があっていいんだ

 

目の前の子どもたちと創っていく保育を

前向きに考えていきたい

 

と思えるようになった。

 

 ―――――――――――――――――

 

学びの物語を使った保育実践

効果的であると言えますね(^^)

 

●参考文献

『なぜ世界の幼児教育・保育を学ぶのか』 泉千勢
『世界の幼児教育・保育改革と学力』 泉千勢
『学びの物語の保育実践』 大宮勇雄
ニュージーランドの子育てに学ぶ』 松川由紀子

 

●参考URL 

ニュージーランド留学club
https://nzryugakuclub.com/family/family_column

 

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だいぶ熱く語ってきました(笑)

 

今回はニュージーランドでは

 

どんな保育内容のもと

保育が行われているのか?

 

についてお話させていただきました。

 

 

次のブログで完結となります!

※ 今回は18・19の2部構成でお送りします

 

まとめ・最後に

 

2つの部分についてお話します!

 

もう少しお付き合いください(´-ω-`)

 

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました(´▽`)

 

 

 

続く・・

 

※次のブログはこちらから ↓


naohino.hatenablog.com

 

 

なおキ